PTA会長会
令和7年度 PTA会長会
1月30日(金)ホテル丸治においてPTA会長会が2階、蓬莱の間で15時00分から参加人数82名で行われました。各部活動報告の後、「こども総合保険」「学校運営協議会設置の方向性について」「部活動地域展開の現状と課題」についてのご説明がありました。その後講話をいただきました。タイトルは「大人が知らないSNS・ゲームの世界」でした。
まず、宇都宮市教育委員会事務局 学校教育課 指導グループ 副主幹 髙橋様から「学校運営協議会設置の方向性について」をご説明いただきました。宇都宮市では「魅力ある学校づくり地域協議会(魅力協)」(宇都宮版CS)を生かし、モデル校4校による学校運営協議会の試行的導入事業を行っています。今年度の成果として、委員の当事者意識が高まり会議での話し合いの活性化がみられているということでした。今後の方向性とは本市にCSを導入する前提で、今後も試行的事業を継続し円滑なCS導入に向けた課題整理、関係例規の整備などの検討を行っていく予定だということでした。
続いて、宇都宮市教育委員会事務局 学校健康課 部活動地域移行コーディネーターの増山様に「部活動地域展開の現状と課題」をご説明いただきました。
宇都宮市の中学校部活動を地域クラブへ展開する取り組みは、学校と地域が連携し、少子化時代に子どもたちのスポーツ・文化・芸術活動を持続可能に提供するための仕組みづくりになります。今年度の具体的成果として休日活動を担う地域クラブが23誕生し、年度末までにさらに27追加予定になるそうです。また、来年度末までに合計81クラブ(検討開始含む)を見込むということです。その一方で、運営団体の整備と指導者確保という二大課題への対応方針が示されました。
ポールトゥウィン株式会社の小宅様に講話「大人が知らないSNS・ゲームの世界」をいただきました。
同社のネットパトロール事業を基に、子どもたちが利用するSNSやゲームの世界における実態とリスクについて解説してくださいました。前半では、肖像権侵害や誹謗中傷などのトラブル事例、コロナ禍以降のネット利用時間増加とそれに伴う睡眠不足などの健康問題、高額なゲーム課金の実態を詳説していただきました。中盤以降は、LINE、Instagram、TikTok、BeReal、荒野行動といった具体的なアプリやゲームを例に、個人情報漏洩、なりすまし、性犯罪被害などの危険性を指摘され、特に小学生の被害増加に警鐘を鳴らしていらっしゃいました。最終的に、保護者が子どものスマホ利用を適切に管理するための具体的な対策として、ペアレンタルコントロール機能(スクリーンタイム等。スクリーンタイムとは、お子さまが健全にインターネットを利用できるようにさまざまな制限、設定ができるiOS(iPhone・iPad)の便利な機能)の設定方法や、親子間の対話を通じた効果的な家庭内ルール作りの重要性を説き、子どもが自律的にインターネットと付き合えるようになるための情報提供をしてくださいました。
Discord・LINE・Instagram・TikTok等のSNS/コミュニケーションアプリの実態とリスク、そして保護者・学校が取るべき情報モラル教育と技術的対策(位置情報設定・アプリ制限等)の重要性を整理し、子どもを守るにはPTA活動としても大人達がそれらについて学び、先回りしてルールと環境を整える必要があるということが大切であるということが分かりました。
令和6年度 PTA会長会
1月24日(金)令和6年度PTA会長会が、ホテル丸治2階、蓬莱の間で15時30分から参加人数64名で行われました。各部活動報告の後、「こども総合保険」「県立夜間中学」「コミュニティ・スクールの試行的導入事業」「部活動地域連携・移行」についてのご説明がありました。
まず、「県立夜間中学について」栃木県教育委員会 義務教育課 学びの機会充実担当 課長補佐 江田様よりご説明いただきました。夜間中学は、中学校で学び直すことを希望する人に広く門戸が開かれています。多様な背景を持つ人たちの学びたいという願いや状況に対応してカリキュラムが組まれます。本県の夜間中学も入学から卒業まで、目標に合わせたコース別学習など、生徒の様々な状況に応じた学習形態を取り入れるそうです。県立夜間中学は、令和8年4月から栃木県立学悠館高等学校(栃木市)の校舎内に設置されます。一日のスケジュールは、およそ17時から20時30分頃までになります。詳しくは、今年度開催される説明会にてお聞きいただきたいということでした。
次に、宇都宮市教育委員会事務局 学校教育課 指導グループ 副主幹 和田様から「コミュニティ・スクール(CS)の試行的導入について」をご説明いただきました。現在宇都宮市では「魅力ある学校づくり地域協議会(魅力協)」の体制で地域の教育力を生かした「学校教育の充実」と地域ぐるみの子育てによる「家庭・地域の教育力向上」を図り、地域とともにある学校づくりを推進しているところだそうです。国が推進しているCSについて、宇都宮市でも試行的な導入事業を行うことになり、まずは、モデル校を宇都宮市から4校選んで魅力協を生かしたCSを2年間試行し、成果と課題を掴み、本市におけるCSの有効性を検証していく予定だということでした。
最後に、宇都宮市教育委員会事務局 学校健康課 部活動地域移行コーディネーターの増山様より「宇都宮市における地域連携・移行の方向性について」ご説明をいただきました。少子化が今後急激に進み、児童生徒数が15年後には現在の68%に減少するのに伴って教職員数も減り、学校単位の部活動は維持できなくなることが想定されます。そこで、学校を含む地域全体で子供たちのスポーツ・文化活動機会を確保する枠組みづくりが課題になります。宇都宮市の方針として、「R7年度末までに各校1つ以上『休日の部活動を地域クラブへ移行する』ことを目指す」「複数校による少子化に耐える地域クラブ結成を目指す」など具体的な方向性が示されました。PTAには、休日の部活動の受皿となる地域クラブ結成や指導者確保に理解と協力をいただきたいとのことです。
どの取り組みも、子供たちの「居場所」づくりには必要不可欠で、地域の理解と協力のもと、協働、連携がないとなしえないことになると感じました。
令和5年度 PTA会長会
1月19日(金)14時30分から,ライトキューブ宇都宮の大会議室において,PTA会長会を開催しました。
市P連福田会長のあいさつ,令和5年度の活動報告と令和6年度の活動計画(案),こども総合保険の説明が行われました。
その後,講演会となり,2人の先生からお話を聞きしました。
まずは,宇都宮市教育センター所長金子渉様から,「オンラインでの学び『U@りんくす』」という演題で,学校に行けない子どもたちに,宇都宮市の取り組みについて説明をしてくださいました。子どもたちの自己決定を大切にして,「学びの機会の保障」「将来の社会的自立を目指した支援」「心とつながりのサポート」の3つの支援を行っているということでした。
続いて,宇都宮大学教授大森玲子様から,「子どもの可能性を伸ばす食育のすすめ」という演題で,講話を聞きました。参加したPTA会長さんから,「食事の大切さを実感した」「子どもと一緒に食事をすることの重要性が改めてわかった」「食育の大切さを周知したい」などの感想が寄せられました。
2人の先生方のお話が,PTA会長さんからPTA会員の皆様に伝わり,子育ての一助になることを期待しています。
講演を聞くPTA会長さん
宇都宮市教育センター所長 金子渉先生
宇都宮大学教授 大森玲子先生
令和4年度 PTA会長会
1月19日(木),ライトキューブにおいて,PTA会長会を開催しました。新しく建てられた施設で,しかも3年ぶりの開催でした。
会場のライトキューブ中ホール
福田市P連会長のあいさつの後,「第1部 報告の部」で,令和4年度の事業や会計中間の報告をするとともに,令和5年度主催事業(案)を発表しました。
「第2部 研修・講演会の部」では,子ども総合保険やNHK家庭教育用教材についての説明をしていただきました。
その後の講演会では,学習院女子大学准教授の澤田匡人先生から「いじめを取り巻く感情」というテーマで講演をいただきました。
まず,澤田先生から「今までは,子どもたちに自尊心を向上させ,規範意識を醸成させることでいじめは防止できると言われてきた。それでよいのか?いじめの首謀者は,他の人の気持ちを理解できる能力は高い。思いやりに訴える方法だけでは無意味」という問題提起がなされました。
次に「妬み」という感情に定義,ネットいじめを助長するのに「妬み」が関与していること,良性の妬みは自尊感情の高い集団によって形成されるということ,いじめに介入するには当該状況を見極め介入しないと解決に至らないことなどをお話しいただきました。
いじめを,加害者・被害者・傍観者という,それぞれの立場からだけで考えるのではなく,所属する集団の状況をしっかり把握することが重要であると思いました。私たちPTAも,子どもたちの所属する集団がよりよいものになるように,手助けを行っていくことが大切であると考えさせられ,有意義な時間となりました。
講演中の澤田匡人先生
NHK「あさイチ」にも出演なされた澤田先生