教育課題員会 教育事業
11月20日(木)宇都宮市東生涯学習センター ホール、第1会議室・第4会議室において14時~16時まで教育事業が行われました。今回のテーマも昨年同様「学校に行きにくさを感じているお子様をお持ちの保護者」のサポートでした。日頃から子育てに悩んでいらっしゃる方々に対して、少しでも力になりたいと、保護者のつどいをメインに、グループトークが開催されました。
第1部は、講座「自己肯定感を育もう~心の土台となる大切なもの~」として、宇都宮市教育委員会事務局 生涯学習課 社会教育主事 鈴木 豪 先生でした。先生によると現代の子供を取り巻く環境や社会の急激な変化は,不登校が増加している一因になっている。そのような中での子育てでの重要事項の一つは,親子ともども「自己肯定感」を高めることにある。自己肯定感とは「自分にはできる。価値がある。大切な存在だ」などと感じ,ありのままの自分を肯定する気持ちを持ち,「ダメ」な自分の部分も受け入れられることであり,それが困難を乗り越える力になるということを聞き,参加者の関心は高かったようです。
第2部は、グループトークでした。
グループトークは、4人から6人のグループを作り、そこに進行役(ファシリテーター)や、オブザーバーの方々がサポートしながら進められました。
自己紹介と「教員からのありがたい言葉や対応・自分の子供が最近熱心に取り組んでいること」などの明るい話題からはじまったのですが,参加者の切実な思いや疑問などがグループで共有され,心が軽くなったり,各自から出るお互いの状況に共感したりして,仲間意識が高まり活発な意見交換の機会となりました。帰り際に保護者の中からこのような機会があって良かった,来年も是非開催してほしいなどの好評の声が多く聞こえてきました。