定期総会

定期総会

令和6年度 定期総会

 

令和6年5月23日(木),宇都宮市文化会館大ホールにて、定期総会が行われました。

 

         会長あいさつ

 令和6年度も引き続き,宇都宮市PTA連合会の会長を務めさせていただくことになりました福田治久でございます。本年度も,子どもたちの屈託のない笑顔とよりよい成長を求めた活動を展開していくと同時に,子どもたちを守っていきたいと考えております。

 ここ数年PTAを取り巻く環境に大きな変化が出てきて大変な状況になってきています。

第一に,PTAへの入退会の問題もありますが,残念なのは,PTAの活動内容を精選していくというより,単に活動をなくしていくという傾向が全国的に見られるということです。第二に,親や地域が子どもたちの安全な登下校を見守るという身近な大人の姿勢をみて子どもたちは育っていくのですが,この活動を警備会社などに委託する事で済まそうという考え方があるということです。私はこれらが,子どもをよりよく育てていくことにつながるとは考えにくいのです。それは、PTA活動の全容を捉えずに,自分の都合の良い部分だけを切り取って論議がなされるところがあるからです。

 そのような中,宇都宮の各単位PTAの皆さんは,日々こどもたちの笑顔と成長を願って,経験と成長の場を提供するなど努力を重ねられています。ですから,皆様が子どもたちに必要だ,良いことだということは自信をもって推し進めてください。これからも,子どもたちの安全安心を願い,また単位PTAとしっかりと手を携えて共に考え支え合う市P連でありたいと考えています。ご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 続いて,ご来賓からのご祝辞をいただきました。

 市長様は、公務都合により総会はご欠席でした。当日は市長様より、メッセージが届きました。内容は以下のとおりです。

 日頃より,市P連の皆様は,PTA活動を通して学校・家庭・地域連携の中心的な役割を担っていただき感謝申し上げます。本市では,子どもたちが地域社会の中で「人間力」を高めながら,自分らしく,当たり前に成長できるまち「宇都宮」の実現のため,全力で取り組んでまいりますので,引き続き,皆様からのご理解,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  

馬上議長様祝辞

 少子化・核家族化の進行や地域社会の希薄化等様々な社会的問題があり,教育力の低下が昨今叫ばれています。市P連の皆様方には,引き続き学校・家庭・地域のコミュニケーションの強化を図るなどお互いの架け橋となり「子どもたちの安全安心」のためにも充実した連携をお願いしたいと思います。宇都宮は「共働き世帯の子育て環境」全国2位であるけれど,問題を抱えている子どもたちや子育て,単位PTAの運営等多様化した問題が発生しています。令和を担う心豊かで優しい子どもたちを育てていくためにも3者の連携を密にすることにお力添えをお願いしたいと思います。PTA活動は,一人で抱え込まず,お互い協力しながら無理のない状況で活動してください。

 小堀教育長様祝辞

 日頃より,市P連の皆様には,PTA活動を通して,学校教育への支援や青少年の健全育成に積極的に取り組まれるなど,本市の教育振興に多大なる尽力を賜り感謝しております。  

宇都宮市では,「第6次宇都宮市総合計画改定基本計画」において,「子育て・教育の未来都市」の実現を目指し,「未来を生き抜く力の育成」を始めとした政策を行っています。

市教育委員会としても,職業への関心を高める「宮っ子『夢』教室」や持続可能な社会を目指す「SDGs宮っ子まちづくりプロジェクト」を推進しています。地域ぐるみで様々な団体活動に取り組む事を通してつながりを深めながら教育力を向上させる取り組みも行っているところです。このような取組を通して「教育で選ばれるまち」宇都宮を目指してまいります。

PTAの皆様方の活動は,学校・家庭・地域が一体となって子どもの成長を支えていく上で中心となるものであり,子どもたちが心豊かにたくましく成長し,明るい未来を築いていけるように,引き続き,ご支援ご協力をお願い申し上げます。

  その後,長年市P連や単位PTAのために活動いただいた方に,小堀教育長から直接感謝状が贈られました。

 

 議長が,令和5年度の事業報告,決算,令和6年度の事業計画,予算,会則の改正について,議事を進めました。特に,会則・細則改正は,組織運営委員会と学年学級委員会が合併する組織の改編がありました。全ての議事が満場一致で承認されました。

 その後,ソフトボール大会とバレーボール大会の優勝・準優勝校の表彰,広報紙コンクールの最優秀賞・優秀賞・会長特別賞の表彰を行いました。

  続いて,退任される市P連役員の方々に感謝状を贈呈して,最後に,本年度の新役員を紹介して定期総会は終了いたしました。